褒め言葉を増やす

教育

育児をしていると、「たくさん褒めてあげましょう」「褒めてあげた方がいいです」とたくさん言われます。

育児本にも書いてありますし、育児相談などに行くと耳にタコができるくらいこの褒めてあげることについて言われます。ただ、褒めてあげるという行為についてだけ言及されることが多くて、実際にどう褒めてあげたらいいのかが具体的にわかりません。具体的にどうしたらいいかがわからないと褒めること自体がしんどくなってきますよね。

褒め言葉のバリエーションを増やしていくと、褒めることについての苦労や、しんどさのようなものは解消されていきやすいと思います。子供がさらにやる気を出して、もっと頑張ってくれたり、自信を持ってくれる、そんな魔法の言葉のボキャブラリーをたくさん持っていたいですよね。

褒めることが難しいのには、2つ大きな原因があると思います。1つ目は、褒め方がわからない点です。

「すごいね」「よくできたね」「頑張ったね」「偉いね」

このくらいの言葉を毎日使っているかなと思います。私も、子供を動画で撮影しているものを見返すとだいたい高確率でこの辺りの言葉を繰り返し使っていました。自覚なく使っているので、子ども側からしても、聞き慣れたフレーズになってしまっているかもしれません。

そこで、困った時には英語の褒め言葉を使っていきます!

「Nice!」「Great!」「Cool!」「Good!」などなどです。少し照れ臭さがありますが、まずは家の中からはじめてみるといいかなと思います。ポイントは、意味よりも、すごい!って感覚をこちらも感じること、そして相手にもその感覚を伝えることです。

英語の褒め言葉は、意味はどうであれ、感情を乗せやすいので、パッと瞬間的に褒めてあげることができます!ちなみに、ついでに英語の勉強もできてしまうので一石二鳥かなと思います(笑)ちょっと昔の言葉も面白くて、子供心をくすぐりますよ!例えば「あっぱれ!」や「お見事!」など。喜んでくれるので、こちらもたくさん褒めてあげたくなります。

褒めることが難しい原因の2つ目は、褒めるポイントがわからないことです。どこを褒めてあげたらいいのかがわからないと、褒めたくても褒めてあげることができません。また、褒めるポイントを間違えてしまうとこちらが子供をコントロールする言葉になってしまうことがありますよ。大人の言うことを聞くから、偉いね、賢いねと言うのは、裏に「言うことを聞きなさいよ」と言うメッセージが隠されている場合もありますので、注意しましょう。

先日、幼稚園で先生の使っていた褒め言葉で、すごく効果があるものがあって驚きました。「〇〇組さんのお兄さん、お姉さんは、背筋がピンと伸びて、しっかりお椅子に座れてとっても偉いですね!」と先生が言った瞬間に、それまで足をブラブラしていた子が背筋を伸ばしてしっかり椅子に座り始めたんです。裏のメッセージをちゃんと読み取っているんだなと思いました。使う際は、コントロールしすぎないように、あまり多用していかないようにしていきたいですね。

褒めてあげるポイントは、その子の変化や違いを見てあげることです。他者との比較は、その子の特性や個性が見えやすいですが、相手があっての比較は、どちらかが優っていて、どちらかが劣っているように、優劣がついてしまうのでお勧めできません。

その子の過去との比較で褒めてあげることがいいと思います。ただ過去のことはすぐ忘れてしまうので、メモや日記のようなもので記録してあげると、過去との比較がしやすくなります。変化や成長から、褒めポイントをたくさん見つけてあげたいですね!

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