子供の可能性を広げる

遊び

可能性を広げることは、その子にとっての将来の選択肢が広がることに繋がっていきます。どうしたら可能性を広げることができるのでしょうか。可能性とは、辞書の意味では、「物事が実現できる見込みのこと」ですが、その見込みによって、様々なことに取り組んだり、挑戦することができると思います。

何かのきっかけで、大嫌いになってしまうと、その分野での可能性はかなり閉じてしまうのではないかと考えます。子供が何かを嫌いになるきっかけは、大きく2つだと思います。1つは、人前で恥をかくこと、2つ目は、強制させられることです。他にも理由はあると思いますが、大体はこの2つが原因になります。

子供に好きなものをとことんさせることも大切です。長所を伸ばしてあげるようにしてあげながら、なるべく「キライ」を作らないようにする工夫も必要です。いかに「苦手」を「キライ」にさせないかを意識して声かけをしていきたいです。

キライになっていなければ、たとえその時は苦手だったとしても人生において何かのきっかけで、それに夢中になるなんてことがあるかもしれません。可能性はなるべく広く、選択肢を多く作ってあげたいものですね。

ママ会などで仲良くなったお母さんたちと、子供も含めて一緒に遊びにいくことが多いのですが、習い事はどうしようか悩んでいるママさんがいました。走ったり、運動系は得意な男の子だけど、水が苦手で、プールなど頭から水がかかるのを極端に嫌うと言うことでした。好きなものや得意なものをさせたほうがいいのか、それとも苦手な水を克服させてほうがいいかというお悩みでした。

苦手をこちらが無理にやらせても、余計に嫌になってしまうでしょうが、だからと言ってそのまま苦手のままにさせておくのも気になるとのことでした。確かに、なんとかしてあげたいなと思うのが親心なのですごくよくわかります。

本人が苦手をどうにかしたいなと思うまで、待ってあげることも必要かなと思いました。できることを伸ばしながら、苦手をキライにならない範囲で挑戦していくことがいいと思います。学校の授業でも、お友達同士の遊びでも、挑戦していくタイミングが生まれてくるはずなので、焦らずに向き合っていけたらいいのかなと伝えました。

私は、かなり前に、友人同士で、スポッチャに行った時があったのですが、みんなで卓球をしようということになりました。試合形式で遊んでいたのですが、サーブの順番やダブルスの打つ順番などを何回も間違える子がいました。

よく話を聞いてみると、球技が全般的に苦手でキライだったために、ルールややり方も全部忘れてしまったということでした。やはりキライだと思った瞬間に、身体も拒否してしまうんだと思います。卓球のルールを覚えていなかったとしても日常で困ることはほとんどありません。実際にこの日まで卓球をする機会はずっとなかったと言っていました。

ただ、この卓球を違うものに置き換えてみたら、もっと勿体無いなと感じることも増えてくるのではないでしょうか。勉強や運動、ファッション、コミュニケーションなど、人生においても重要で、必要な何かを諦めてしまうことにもなりかねません。

子供の可能性をたくさん広げてあげるために、こちらも強制したりせずに、できることや得意なことをたくさん伸ばしてあげたいですね。「嫌い」にも理由があるはずなので、その理由の原因を探っていきながら、少しずつ練習していきましょう。可能性が広がることで、たくさんの選択肢が生まれ、子供自身もしっかりと自分の足で自分の道を歩んで行ってくれると思います。可能性の芽をたくさん育ててあげたいものですね!

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