幼児期と社会

生活

私は、カウンセラーという職業柄、色々な年代、性別、職業の方とお話する機会が多かったです。心理の勉強していたときも、いろいろな方とお話してきました。対面で向き合ってお話しする場合、電話でお話しする場合、メールなどの文面だけの場合などのパターンがありますが、それぞれ受け取れる情報量が違うので、情報を整理する必要があります。

お話ししているなかで、人にはそれぞれ癖や仕草にたくさんのパターンや種類があることがよくみてとれました。対面でお話しているときは、言葉での情報もよく聞き、理解するようにしますが、それ以外に表情や体の動き、手の動き、目線などの非言語もよく観察しています。

目は口ほどに物を言うなんて、ことわざもありますが、本当にその通りで、目線の合わない方は、あまり心を開いてくれているような感じはしません。目線が合わないだけでも、双方に心の距離感ができてしまって損をしやすいのではないかなと思います。逆に目と目を合わせた会話というものは、言葉以外のものでもよく通じ合うことができる簡単な手段の一つだと私は考えます。

幼稚園や保育園で、学ぶことは、今後の人生において、大切な一生使う大事な知識や学びだと思います。「目を見て話す、話を聞く」「嘘をつかない」「間違えたら謝る」「時間や約束を守る」「ありがとうを言う」「よく寝て、よく食べて、よく遊ぶ」などなど。

幼児期で学ぶことは社会生活に入っていくための大事な一歩ではないかと思います。この時期に学び、習得して、人生を豊かにしてもらいたいと親は思いますよね。

私の体験になりますが、学生時代の友人の中で、二人で話をしていても、ずっと目線が合わない人もいました。身体を中心からずらして、横目で人のことを見ながら話をするので、あまりいい印象がなかったです。話してみると悪い人でもないのに、なんだか話し方だけで、印象がこんなにも違うのが勿体無いですし、損だなーと思っていました。

私も、完璧にできるわけではありませんが、どうせならいい印象を与えて、人と友好関係を築いていきたいと思います。なるべく意識をして話すようにしています。幼児期に学んだことも、私の中で礎になっていると思います。

社会に出てからも、好感を持たれやすい人は、やはり幼児期に学んだような基本がしっかりしている人だと思います。例えば、ビジネスの場合などに、すごくいい大学出身だけど、遅刻が多い上に、自分のミスを謝らない人よりも、そこそこの大学出身でも、時間や納期を守って、周りの人に感謝伝えているような人の方が人望は厚いですよね。

出身大学がどうこう、学歴がどうこうというわけではなく、基本的な、時間を守る、非を認めて謝ることができる、挨拶ができるなどの姿勢が評価されていくと思います。

好感を持たれた方が、ビジンスシーンでも得ですし、そんな人の周りにはいい人たちがどんどん集まってきます。本当に人生においての大事な要素は幼児期にすでに学んでいるものなんです。規則正しい生活によって生産性も、自分自身の価値も高めることになっていきます。

子供には、一つ一つ、教えてあげることも大切ですが、まずは親の姿勢を見せてあげることがもっと大切だと思います。私達も、子供たちの見本となるように、幼児期で学ぶことを一度振り返ってみることも必要かなと思います。

私は、ハシの持ち方が下手だったのですが、子供にハシの持ち方を教えてあげられないと思い、今更ながら練習しました。長年の癖はなかなか抜けられないですが、もう少し身につくまで頑張りたいなと思います。小さな事からコツコツとやっていきたいですね。

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