片付けの習慣化

遊び

片付けはできる子とできない子の差が大きいものの一つです。大人になってからも、苦手だなと感じる方が多いように感じます。子供が小さなうちから、片付けの習慣ができていると今後の人生にも役に立つので、片付けの仕組みを作っていくことがおすすめです。

部屋の片付けを習慣化できると、頭の中の片付けや、仕事の片付けなど、関係ないようないろいろなシーンで活用することができるので、一生のスキルになると私は考えます。

片付けを習慣化するには、まず簡単にできるように仕組みを作ることが大切です。仕組みによって、散らかしてもすぐに戻せる、戻すための動線があるという状態ができます。

自分の家では、全然片付けをしない子だったうちの子ですが、お友達のお家や幼稚園などでは、しっかりと率先して片付けをしていたのを目の当たりにして驚いたことがあります。なぜ家ではやらないのか考えて、仕組み作りに取り掛かりました。そして、仕組み化するにあたっては、3つ必要なことがあるとわかりました。

まず1つ目は、優先順位をつけること、2つ目は片付ける場所を決めること、最後の3つ目は片付けをし終わったキレイな状態を子供に気持ちいいなと思ってもらうことです。

1つ目の優先順位をつけていくことでは、おもちゃを精査して仕分けしていきます。まずは子供のおもちゃを部屋の中に全部広げて並べていきます。そして、子供自身に3つの優先順位のグループに分けてもらうようにします。

1番の優先順位が高いグループはよく使うものシリーズ、2番目はすぐには使わないけどたまに遊びたくなるもの、そして3番目はクローゼットにしまっていいものです。

親が仕分けするわけではなく、子供本人にやらせるので、必要以上に時間がかかったり、ほとんどがよく使うものに入っていたり、いろいろ大変ですが(笑)あくまで子供にやらせてあげてください。年に何度かこういう仕分けをしていくと、おもちゃの総数が減るので散らかりにくくなります。優先順位を決めていく作業も身につけられます。

次に2つ目の片付ける場所を決めるは、先ほどの優先順位とつながっています。優先順位の一番高い、よく遊ぶおもちゃを、棚なら一番とりやすい場所にしまっていきます。しまう場所はなるべく固定していきます。そして、2番目の優先順位のおもちゃは、1番目のおもちゃよりも、少し手の届きにくいところにしまいます。

こうして場所を決めることによって、あれがない、これがないと、探す必要がなくなります。人生において、探し物をする時間ほどムダな時間はないと思いますし、その分、時間や心に余裕が生まれます。

3つ目は、片付けをしたキレイになった部屋を気持ちいいと認識してもらいます。一緒に片付けをして、子供と一緒に達成感を感じます。すっきりと片付いた部屋は、すごく気持ちがいいと思うので、その気持ちを共有していきます。そして、いつもこのくらいキレイだときもちいいねと、子供と話していきます。

何度か繰り返していくことによって、無理に叱って片付けをさせるよりも、自然と過ごしやすくキレイにしようと動くようになっていくと思います。

叱って片付けをさせると、片付けをすること自体がイヤなもの、イヤなことと、記憶にすりこまれてしまう場合もあります。なるべくイヤなものという認識をつくらないためにも、動線や仕組みを工夫していきましょう。

そして、できていないときは何も言わず、ちょっとでも自分で片付けができたら、できたことをしっかりと褒めてあげることで片付けが身につき、習慣化していくと思います。

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