子供とのお話

生活

お話をすることができるようになってくると、コミュニケーションがどんどん取れるようになって、さらに楽しみが増えていきますよね。まだまだ辿々しい言葉で一生懸命お話してくれる姿は愛おしいですし、成長を感じることができて感動します。泣いて訴えるしかできなかったところから、言葉でしたいことや、やりたいこと、イやなことを伝えられるようになるので、こちらも少し楽になりますね。

ただ、まだ言葉を話し始めたばかりの時は、うまく発音できなかったり、子供自身もうまく伝えることができなかったりで、何を話してくれているのかよくわからないなんてこともよくあります。うちの子も3歳くらいまでは、わかるときもありますが、全部を理解してあげることができなくて、宇宙人と話しているみたいでした(笑)今も、まだ不思議な世界観が急に始まるので面白いです(笑)

お友達と遊んでいるときにも、ママ同士がお互いに通訳として、子供たちの言葉を相手に伝え合うこともよくありますよね。自分の子供の言葉はわかるけれど、他の子が何と言っているのかはわからない場合がよくあります。自分の子は普段から接しているのでなんとなく何を言いたいかわかるんですよね。

普段から根気よく、お話を聞いてあげることが、大切だとはわかっていますが、時事系列も言葉もぐちゃぐちゃで、結局何が言いたいのかわからない話にずっと付き合うのも、我が子とはいえ、辛くなってくる時もあります。特に時間に追われていたり、忙しい日々の中では、そんな余裕がないものです。

自分の話を真剣に丁寧に聞いてもらえていると安心しますし、大切にされているんだなと感じるかと思います。それは子供でも同じです。実際はあまりよく内容を理解していなかったとしても、聞いているよとメッセージを伝えてあげられる方法があります。

カウンセリングの現場でも、思ったままをお話ししてもらうために、言いたいことが結局わからなくなったり、脱線したり、堂々巡りしたりしてしまうことがたくさんあります。お相手は私にいろいろ聞いてほしくて、たくさんの引き出しからお話を引っ張り出してきてくれています。

そんな中でも、お話を丁寧に聞いてあげるカウンセリングのテクニックを使って、しっかりあなたの話を聞いていますよ、あなたは大切ですよと相手に伝えてあげられるようにしてあげることがおすすめです。テクニックと言っても簡単にできるので実践しやすいかと思います。

今回ご紹介するのは、カウンセリングの傾聴というお話の聞き方の中から抜粋したテクニックの1つです。相手の話した言葉、単語をそのままを繰り返していく、オウム返しというテクニックです。「うん、うん」と相槌を打ちながら、たまに同じ言葉や単語、文章を繰り返します。

例えば、お子さんが「走ったら転んで痛かったよ」とお話してきてくれたら、「走ったら転んで痛かったんだね」と返すようなことで、しっかり話を聞いてくれていたんだなと感じます。これを何度も相槌と組み合わせていきます。

オウム返しの頻度としては、相槌4〜5回に1回ほど混ぜていくイメージです。あまり頻繁だと今度は話しづらくなってしまいます。特に気持ちについてのお話はオウム返ししてあげるといいですよ。嬉しかった、悲しかった、楽しかったなどのお話をオウム返ししてあげることで共感してもらえたと感じ、もっと聞いてもらいたいなと思います。

お子さんとの会話だけでなく、日常的な会話にも使えますので、しっかりお話を聞いていますよというサインとして、相槌と一緒に、ぜひオウム返しをたまに織り交ぜてみてくださいね。

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