子供への愛情表現

生活

子育てをするなかで、「愛情」が一番大事だと言っても過言ではないと思います。愛を伝えていくこと、それも無償の愛を伝えていくことが、とても大事だと思います。愛情表現は人それぞれ、家族でもそれぞれ違いますが、もっと効果的に愛情を伝えるにはどうしたらいいか悩んだことはありませんか?

育児本や、専門家の先生も愛情が大事と言ってはいますが、具体的な伝え方や、表現をどうしたらいいかを教えてくれているものはなかなかないです。カウンセリングの現場でも、親子間の愛情不足や、愛情が伝わっておらず、関係性がこじれてしまったケースも多々ありました。

具体的に、どう愛情を伝えていけばいいかという点は、テクニックや技術も必要ですが、その前にまずは自分の心の状態を意識していい状態にしていくということです。自分の心が満たされていないままでは、誰かに愛情を伝えることは難しいです。自分への愛を満たしてから、相手に愛を伝えていくことができます。

自分を愛するというと、大げさなものに感じますが、自分を大切にできることが相手も大事にできることに繋がっていきます。自己犠牲の精神では、そのうちに枯渇してしまいますし、犠牲を生んでまでのものは必要ありません。

以前、カウンセリングに来られた方は、母親との関係性に悩んでおられました。子供の頃に言われた一言が頭から抜けず、愛情不足の中で育ったと感じていらっしゃるようでした。怒られた時などに「あなたがいるせいで、私は何もかも諦めたのよ」そんな言葉を浴びせられたそうです。

何不自由なく育ててもらったけれど、その一言で、育ててもらった感謝ができないと、その方はおっしゃっていました。愛情はたくさんあるのに、自己犠牲の気持ちが少しでもあると、限界を迎え、ふとした瞬間に溢れてしまいます。こんなにも悲しいすれ違いが起きてしまうこともあるんだなと感じました。

自分を愛するということは、感情をうまくコントロールすることでもあります。喜怒哀楽の感情を、抑え込むことなく、そのままに感じながら、上手に自分でコントロールしていくことが必要かなと思います。心を満たすために、五感を使っていきながら、自分を満たしてあげることもおすすめです。

五感を使いながら、日々、リフレッシュして、心の充電をしていきましょう!例えば、

「視覚」なら、映画やドラマ、漫画、絵画などを観る

「聴覚」なら、好きな音楽、波音、クラシック、鳥のさえずりなどを聴く

「味覚」なら、好きな食事、デザート、食感を楽しむ

「嗅覚」なら、アロマや入浴剤、自然の香りなどに包まれる

「触覚」なら、マッサージ、エステ、ハグなどをする

まだまだたくさん、五感にアプローチする方法があるので、自分なりの心の充電方法を見つけていくといいと思います。2つ、3つとミックスして楽しんでもいいかなと思います。その日の気分やコンディションに合わせてチョイスしながら、自分を労ってあげましょうね。

私は、聴覚と嗅覚が満たされると、元気が出てくるので、好きな音楽や落ち着く音楽を聴きながら、その日の気分に合わせたアロマでゆっくりする時間をなるべく取れるようにしています。また次の日から頑張れる気力が出てきますし、自分に時間を割いてあげることですごく満たされます。

子育てで大切なことの一つに「愛情を伝えること」と最初に書きましたが、親自身も「自分を知ること」も大切だと思います。自分を知ることによって、相手との違いや共通点、自分を愛することに繋がっていくのではないかと思います。

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